世界陸上競技選手権大会が韓国で2011年8月27日から9月4日まで開催された。
競技はほぼ生放送に近く、TVを見ながら1人、揺れる心の中で思い巡らせていた。
ウサイン・ボルトやアリソン・フェリックスのような注目選手に話題が集中するのは当然のことで
キャスターもそういう選手の名前を何度も口にすることは仕方ない。
中継を盛り上げるのもキャスターの仕事だからだ。
けれど、それにも限度がある。「何度も名前をいう」のは我慢できるが
「何度も何度も何度も名前をいう」という執拗なまでの肩入れの仕方は不愉快だ。
キャスターも人間である以上贔屓の選手もいるだろう。チラッと心情が出てしまう分には
むしろ人間味が感じられて、血の通った中継を楽しめる、というものだ。
がしかし、世界陸上の放送は不快でしかなかった。
女子200m決勝ではカーメリタ・ジーターとアリソン・フェリックス。
さらにはベロニカ・キャンベル=ブラウン。
有力な選手が揃った。否応なしに興奮度も高まっていく。
誰もフライングしない。気持ち良くゴールを駆け抜けていく美しい女豹たち。
勝ったのはキャンベル=ブラウン。
五輪ではこの種目を連覇している彼女だが世界陸上では初めての金だった。
私はこのベロニカ・キャンベル=ブラウンをここ数年注目し続け、応援してきた。
あまり感情を表に出さない彼女が暫くの間感激のあまり立てないでいる光景に
見ているこちらも涙腺が崩壊しそうになっていた。ところが。
トラックの興奮から中継ブースに画面が切り替わり、そこに映し出されたのは、
なんとキャスターのガックリうな垂れた画だったのだ。
「キャンベルが勝って悪かったの?!」
選手は1人だけではない。
キャスターを務めた織田裕二氏。彼が肩入れをし名前を連呼されていたアリソン・フェリックス。
私は彼等に怒っているのではない。
こういう放送の仕方に憤りを感じるのだ。
選手は1人だけではない。
フィギュアスケートの某 TV 中継でも同じことが、数年続いている。
なぜ選手1人に注目を集めさせ、他の選手を蔑ろにするのか。
どうして1人だけに視聴者の興味を誘導するかのような放送しかしないのか。
国民的アイドルスケーターを創り上げて、一方では
他の選手に対しての敬意を何処かに忘れてきたかのような有様だ。
これは TV 放送だけではない。
競技のあった翌日の新聞を飾るのは優勝した選手ではなかった。
ニワカファン、浮遊物のような視聴者がまんまと誘導されて「この選手を応援しよう」と
必要以上に持ち上げられた国民のアイドル選手が無理やり一面を占拠している。
「勝ったのは誰か。日本がこんな時にセンターポールに日の丸を揚げたのは誰?」
選手は1人だけではない。
安藤美姫選手がいなければ日本女子シングルは成り立たない。
主要大会の出場枠を確保するためにも。否。そんなことだけではないだろう。だって。
安藤選手がいなければ何も。何っにも始まらないじゃないか。
冒頭「揺れる心の中」と記したのには理由がある。
そんなことは安藤選手のファンであれば誰でもが解ることか。。。
8月の半ばあたりから噴出し始めた、インタビューで語った「これから」のこと。
掲示板では安藤選手の決断を支持します的な物分かりのいい書き込みもチラホラ見られ
私はもう気が気ではない。
安藤ファンの多くは彼女の言動を常に受け入れ、支持し、運命を共有しますとばかりに
彼女の全てに同調しようとする。なぜか。
ご贔屓の選手に嫌われたくないから。無視されたくないから。恐らくはそんなところだろう。
だがそれよりも安藤選手のほうが応援するファンの気持ちに寄り添い、
ファンと共に今日までを過ごしてきたからだとも思う。
試合会場で応援バナーに励まされた。手紙のひと言に力をもらった。
こんな風にファンの気持ちに応え、感謝してくれる彼女と同じ方を向いていたい、
そう考えるのが自然なことなのだろう。
誰だって「好きな人」に嫌われたくはない。私も「大好きな美姫ちゃん」に
「嫌なファン。こんな人から応援されなくていい」などと思われたくはないし、
安藤選手と同じ方向を見ていたいと思ってきた。
だいいち、応援しているというだけの、いちファンが何を進言できるものでもないし
踏み込むことの許されない領域に首を突っ込むことなど出来るはずもない。
勝手に好きになって勝手に応援して。それ以上に此方側から何を望むというのだ。
それなのに。。。私は正気か。。。
嫌われてもいい。どうしても、これだけは言いたい。
現役を続行して欲しい。
ソチ五輪を目指すと公言していた安藤選手が一転「これからのことを考えたい」と発言して以来、
何故? 彼女の周囲で何が起こっているの? と頭の中は整理がつかず嫌な胸騒ぎに苛まれて、
情報は断片的で混乱を招くばかり。事実はフィルターがかけられて解りようもない。
仮に安藤選手の周囲で起きた問題の詳細を把握することが出来たとしても
一般人が力になれることなど何もないことだけは解かっている。どんなに歯痒くても。
それを理解した上で、私は諦めないことを言いたい。
部外者が事情も解からずに傍迷惑なシュプレヒコールを起こしているのと同じで
頭の悪い人間の一方的な懇願の仕方でしかないかもしれないが、
どうしても、これだけは譲れない。現役続行をと。
こんなブログ記事が公開されては、安藤選手とそのご家族を苦しめることになりはしないか、
躊躇う気持ちと、禁を犯してでも伝えたい気持ちとが今も交錯する。
難しい問題を抱えて日々心を痛めているであろう安藤選手へ。
愛するあなたに反逆してでも伝える意味があるのかと恐れおののきながらも
敢えて発信する。
「ソチを目指して欲しい」
バンクーバー五輪で逃したメダル。
安藤選手ならば掴むことも可能だったはずだ。
大きなミスなく終えたこと、収穫も得られたことに当の本人が満足していても
私は悔しさが長く尾をひいた。正直に言うと今でも納得ができないでいる。
そんな気持ちを前向きにしてくれたのが彼女が自ら発したソチを目指すという言葉だった。
あの悔しかったバンクーバーから既に1 年 7ヶ月が過ぎ
ソチまで残るは2 年 5ヶ月と、思いのほか時間は早く過ぎていった。
昨季のFSで後半に5つのジャンプを跳んでみせた並外れた身体能力をもつ安藤選手。
既往選手と比べる必要などなく、とび抜けたポテンシャルの持ち主は2 年 5ヶ月後も
その能力を維持できるだろう。
難度の高い3 回転ー3 回転を成功させるために3-3-3をエクササイズとして取り入れたのも
4 回転を練習だけで終わらせたくないと言ったのも決して過去のことだとは思えない。
逸材がその能力を最大限に発揮しないまま終焉を迎えるなど、
断じてあってはならないと言いたい。
今季を休暇にしたこともソチを見据えてのことと理解していた。
疲れた心身のリフレッシュに充てる、絶好の機会だと。
しっかり右肩のケアもできるし、何よりソチへ向けての充電という意味でも
いい機会だと思っていた。
五輪と世界選手権のような大切な大会での「メダル獲り」ということで言えば
05〜06の五輪シーズンから明暗が交互にきているから1度ノーカウントのシーズンを
挟むのもいいとすら考えていたくらいだ。
そうすれば2012〜2013の復帰シーズンは試合の感覚を取り戻すための位置づけで、
表彰台に近い順位でさえあればいいし、
2013〜2014の五輪シーズンを明るい期待をもって迎えられる。
今季の休みをけっして無駄にして欲しくはない。
オフの安藤選手はとびきりチャーミングだし女性としても恐ろしく魅力的で、
美しいだけではない可愛らしさ満載の「美姫ちゃん」が大好きだけれど、
真剣勝負の競技の世界で挑戦し続け、成長を遂げる「安藤選手」が1番好きだ。
選手は1人だけではない。
カーメリタ・ジーター。アリソン・フェリックス。
ベロニカ・キャンベル=ブラウンがいるように。
キム・ヨナ。カロリーナ・コストナー。アリョーナ・レオノワ。レイチェル・フラット。
長洲未来。クセーニャ・マカロワ。さらには日本の浅田真央。村上佳菜子。鈴木明子。
そして安藤美姫がいる。
それぞれが、個のもつ魅力を存分に発揮するからフィギュアスケートの世界が成り立つ。
と同時に厳しい世界のなか、五輪に出場できる選手は限られている。
表彰台を狙える選手はもっと限られている。
安藤選手はスケートの神様から選ばれた精鋭中の精鋭、数少ない本物の1人なのだ。
表彰台を狙う。
安藤選手にとって、それは重要なことではないとファンのみんなが知っている。
最近のインタビュー記事で門奈裕子コーチが彼女のことを
「いつでも先生にべったりのタイプ。
寂しがりやだから1人で練習することもできない。
見ててほしがる。かまってほしがる」
と話していた。この言葉どおり、おそらく安藤選手は甘えん坊で寂しがりや、
誰かと一緒にいたい気持ちが強いのだろうと思う。
自分自身の競争心を満足させるということよりも誰かのために滑ることに
価値を見出すのではないかと想像する。
さて。ここからは私がこのブログを始めてから今まで、言いたくても言えなかったことだ。
私は嫌われ者になることを進んでしよう。
たとえ嫌がられても安藤選手の心の琴線を刺激できたら、それで構わないと思う。
これは私の勝手な想像にすぎないかもしれないが。
安藤選手は勝負にこだわらない、スコアや順位やメダルに執着しない、
いい演技だったねと褒めてもらいたい、自分に納得ができればいい。
誰かの心に残る演技がしたい。
それが彼女の本心だと信じていいと思う。
だが本心とは違う気持ち、心の奥底で誰も気づかない、
自分自身ですら気づかない潜在意識のなかに埋もれて隠された本当の、本当の気持ちが
あるのではないだろか。
いつだったかインタビューで
「真央が大人になったら勝てる人はいないんじゃないかな」と口にしていた。
浅田選手の実力を認めるという一方で瞳の奥の寂しげな、
何ともやりきれない想いを彼女のなかに感じた。
この時から無意識のうちに勝負をすることが怖くなったのではないだろうか。
競争するということを避けるようになってしまったのではないだろうか。
気づかないうちに心の奥底に沈めてしまった選手としての闘争心、
本来ならば持っているはずの誇りを置き去りにしてしまったように。
元より寂しがりで誰かと一緒、誰かのために。という優しい気性は
私こそが1番よという自尊心の強い世界、激しい競争の世界では
辛くて耐えられなかったのかもしれない。
けれど、それでは勿体無い。
優しい気性は変える必要などないが、稀有な存在、
数十年に1人の逸材ともいえるポテンシャルをこのまま眠らせてはならない。
誰もが羨むほどの身体能力を遺憾なく出し尽くすまで、
いや、さらなる成長、進化した安藤美姫を惜しみなく披露して欲しいと切に望む。
ただこうして部外者が言うは簡単、
当事者である安藤選手とご家族の心労は想像をはるかに越えて
笑えない状況下にあるのかもしれない。競技を続けていくには困難で、
打破していくにも先の見えない暗闇の中にあるのかもしれない。
「1人でも力になってくれる人がいる限りやっていく」
その、1人の救世主が現れることを願ってやまないし、諦めてほしくない。
いつからか置き去りにしてきた誇りと、封印された闘争心を胸に抱いた、
私こそが1番よ。そんな安藤選手に会ってみたいのだ。
安藤美姫選手。決して忘れてはならない。
あなたこそが世界 NO.1 のスケーターだ。
2011年09月17日
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美姫さん。ファンも一緒に戦っている。
それは心の戦いにとどまらず、時に肉体の負担も伴います。
美姫さんがそれを自身のエネルギーに昇華してくれることがファンの夢。
今こそ羽ばたけ、安藤美姫!!
まず魁より始めよ
すなわち
美姫ちゃんに戻ってきてもらうためには
まずは自分自身が「元のところ」へ戻ること
マキティさんはそれを自ら実践したのですね
そして是非このブログを美姫ちゃんの目に留めてもらえるように何か工夫しましょう
言葉が言葉で終わることなく行動として結実しますように・・・・(4つ^^)
Go! Miki
しばらく更新がなくてお待ちしておりました。
美姫ファンとしては情報が少なく断片的でつかみきれないところですが、わたしは美姫さんはソチに向けて還ってくると思います。
勝手にマスコミが引退か!とか書いてるだけだと思っています。
世界女王になって自分を見つめる時間が必要ってだけの話です。
26歳になったらもう体力も続かないし若い人たちとは勝負できないと考えている人が多いのに驚きます。
美姫さんはとんでもない才能の持ち主ですよ。
普通の考えは当てはまらないと思いますね。
3Lz-3Loをやっぱり跳びたい、4Sをもう一度跳ぶんだという気持ちはあると思います。
この2回の世界女王で果たして満足しているのか?
そうじゃないと思うなあ。
ファンもだけど本人が高難度の技をやりたいはずです。
彼女は必ず還ってきますと言った。
まれなる天才ですから。
もう表現力も技術もまともに評価されてきたわけです、やっと。
だからあとはもう高難度の技の認定ということができる状態が整ったわけですから。
わたしは楽しみに待っております。
涙も微笑みもわかち合いながら行きましょう。
美姫ちゃんが「ん”〜」と奮起してくれることを願います。
頂いたコメントに救われるような想いです。
勿体無い!今しか出来ないことは今やって、今やりたいことは後でも出来るから。マキティさん、 私も好き勝手言わせて頂きました。
美姫ちゃんの競技復帰が何よりも良薬です。
私はマスコミの報道には以前から不信感でした。自国のアスリートを応援しようとする意識が欠落していると感じていました。
>ニワカファン、浮遊物のような視聴者がまんまと誘導されて
という文章に、心中がスカっとする思いがしました(*^^)v
美姫ファンとしては、マスコミに誘導されたニワカファンに真実を知らしめてやりたい気持ちでいっぱいです。真実を伝えようとしないマスコミを圧倒するほど、もっともっと、安藤美姫の素晴らしさを見せつけて欲しいと願っています。
>安藤美姫こそが世界NO.1のスケーターだ!
同感です!!
スカッとして頂けましたか(笑)今後とも宜しくお願い致します。
お体のほうはいかがですか?
今日のJapan Open 見ました。
レオノワ選手、安藤選手を思わせる衣装と振りつけだと思いましたが、マキティさまはどう思われましたか?
モロゾフコーチは野心家のように見えます。
ソチでロシアの選手をメダリストにして名を知らしめることが、ロシアでも認められコーチとしての不動の位置を得ることだと、安藤選手の指導に少々手を抜いているのではないかという…イヤな想像を払いのけられずにいます。
安藤選手の休養宣言は、ロシア選手の指導で安藤選手にまで手が回らないかもしれないモロゾフコーチにとっても、渡りに舟だったのでは、とも考えてしまい、………
悪い方に考えすぎでしょうか?
もし、この想像があたっていれば、コーチの思惑を安藤選手が気づかないはずがないでしょう。
もしこのまま安藤選手がプロになってしまえば、安藤選手のいない試合を見ることが私にとっての楽しみではなくなるでしょう。
でも現役を続けても、モロゾフ渾身の最高の振りつけがレオノワ選手に優先的になされるのであれば、安藤選手の失望・絶望はどれほどのものでしょう。
実際、どうなのでしょうね。私の取り越し苦労であればいいのですが。
いっそ他のコーチについて、他の方に振付してもらうほうが、新境地がひらけるのでは、と思ったりします。
今回の休養についても、私たちにはわからない、いろんな事情、いろんな方面からの思惑があるのではないか、と思ってしまって…
私のこのコメントは、差し障りがあるかもしれませんので、マキティさまだけお読みいただいた方がよろしいかもしれません。
お体の調子はいかがですか?
ジャパンオープン、観ました。
迷いがそのまま演技にでてしまったな・・・という印象を受けました。ただ、昔の美姫さんなら、あれだけジャンプを失敗したら、もっとグダグダになっていたと思います。でも今回、ジャンプはああでしたけど他は良かったように思いました。あそこまでまとめられたあの存在感というかオーラはやはり安藤美姫ですね。
このプログラムを完成させて欲しい!と強く思いました。今季全休は残念ですが、まだまだ選手としての美姫さんを応援したいです。
今回の事で、また色々言われたりしているのを目にしますが、美姫ちゃんが失敗した時だけ出てきて叩く・・・本当に腹が立ちます。優勝した時や称賛されている時はスルーするくせに。
長々とすみません、私の今の気持ちを書かせて頂きました。
あえて公開させて頂きました。
88.11が最後になるなんて考えたくもありませんね。。
久々のブログ更新で思わず、唸ってしまいました。お気持ちよくわかります。
私が安藤選手を好きなのは、鳥肌がたつほどすばらしい演技をする時があるからです。毎回、試合の時はテレビの前でその、鳥肌の瞬間を心待ちにしています。時として、その期待は大きく盛り下がる時もあるのですが、それはそれ、また、次は・・て、っ期待してしまいます。
プロの演技に、ジャンプの高難度はあまり必要なく、私はEXより、試合を見るほうが断然楽しいのですが、ボレロのころからか、安藤選手のEXは、EXなのに時として鳥肌ものになることがあり、アマチュアをやめてしまうかも、という話に納得していたのですよ。私は。
JOで、終わるのはちょっとね。情熱ほとばしる、あのプログラムの完成形が見たいと思います。
あのJOで終わってしまうことがないよう願います。
世界選手権後、レオノアの練習風景を見ている安藤選手の写真をみて、とても悲しい気分になったのですが、きっと次のOPの開催地だからこその力の入れよう、そして他国の選手だからこそのなにかがあるのかなぁと。
それでもなお、安藤美姫さんは類稀なる才能をもってらっしゃる方で、あの豪快なジャンプと繊細な感情表現はどんなに他の人がなし得ようとしてもたどり着くことのできない領域だと思っています。
そこに気づいている日本人がどれほどいるのか。
F1観戦後、レーサーのツイッターで美姫ちゃんの引退はないというのがあったそうです。本当だったら嬉しいです。長々失礼しました。
ツイッター情報に喜んだり叉不安になったりしてます。。
今、この嬉しさをマキティさんと共にしたくて、唐突ですみません。
これからの問題は後でゆっくりと語って下さい。
現役続行嬉しいですね!号泣です!(笑)
気持ちが伝わったかのようなタイミングで、現役続行のニュースが出ましたね!!!
良かった良かった〜〜〜本当に嬉しいです。
この喜びを分かち合いたくてコメントしました^^
また遊びにきますね(*^^)v
お久しぶり&良かったですねー!